ピロリ菌を退治して、
胃痛や胃癌のリスクを減らしましょう。
ピロリ菌とは
近年広く知られるようになってきたピロリ菌ですが、実は日本人の50%以上が感染していると言われており、胃炎や胃潰瘍を引き起こすだけでなく、胃癌の原因になることも分かっています。何もしないと、ピロリ菌は胃の中で生息し続けますが、除菌することで胃癌発症率を1/3にまで抑えこむことができます。まずはしっかりとピロリ菌検査をして、必要に応じて除菌するようにしましょう。
ピロリ菌の検査方法
ピロリ菌を調べる方法は、以下の3つがあります。お気軽にご相談頂ければと思います。
吐く息から調べる方法
検査用のお薬を飲んで頂き、吐き出した息の中の炭酸ガスを調べることで、菌がいるかどうかを調べることができます。
血液、尿、便から調べる方法
血液検査、尿検査、便検査のいずれかによって、体内にピロリ菌が生息しているのかどうかを調べることができます。
胃の組織を直接調べる方法
内視鏡検査の際に、胃の組織を採取して調べることで、ピロリ菌の有無を直接調べることができます。
ピロリ菌の除菌方法
ピロリ菌は、お薬を飲むだけで簡単に除菌することができます。
検査
まずは、検査をしてピロリ菌が胃の中にいるのかどうかを調べます。
一次除菌
1週間、朝と夜にピロリ菌に効くお薬を飲んで頂きます。
検査
一次除菌が終わってから1〜2ヶ月後に、ピロリ菌を除菌できているかどうかを調べます
二次除菌
まだピロリ菌の除菌ができていない場合は、再度お薬を飲んで頂きます。
検査
1〜2ヶ月後に、ピロリ菌が生息しているかどうかをもう一度調べます。
通常は、ここまでの段階でほぼピロリ菌を除菌することができますが、万が一除菌できていなかった場合は、患者さまとよく話し合った上で、今後の治療方針を決めていきます。